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建築家 アトリエヌック 新井さん&勝見さん

埼玉県戸田市にある、アトリエヌックの事務所と、住宅作品を拝見しました。
木の家だいすきの会、新メンバーです。
http://www.kjps.net/user/nook/
http://www.doblog.com/weblog/myblog/33511

アトリエヌックでは、新井聡さん、勝見紀子さんのご夫婦で設計活動をされています。

ヌックさんの仕事場

拝見した住宅はさいたま市「南区の家」です。
施主のOさんは、お子さんがぜんそく気味であったこともあり、健康な家づくりを志向され、ウェブサイトで様々検索した結果、ヌックさんのホームページにたどり着いたそうです。
家に入ると、外は暑くともちょっと冷んやりとし、快適です。お子さんのぜんそくも快方に向かいつつあり、大変気に入っているとのことでした。
Oさん自ら、製材所にでかけたり、床や建具の蜜蝋(自然系の塗料)塗りや収納家具の組み立てを行うなど、気持ちのこもった家づくりをされました。木材は埼玉の岡部材木店から1件分まとめて入れています。構造材はヒノキ、マツ、スギ、造作材はサワラが中心で、良質の木材がふんだんに用いられています。

O邸は、力強く合理的な架構と、それを活かしたすっきりした間取りが特徴です。
アトリエヌックでは、架構を活かしたプランづくりを大切にしています。
2階のリビングルームは広々とした空間で、天井に見える登り梁(垂木)は7寸角(210mm)の松が3尺(909mm)ピッチで配されています。

外壁は白州そとん壁という、シラス台地の火山灰を利用した漆喰塗り壁です。
この特徴は下地も同質の材料で作れることで、それにより外壁から室内まで、水は通さないが調湿作用のある壁を作れることと、勝見さんの説明がありました。
なお壁の構造には貫を用いており、ここにも伝統工法を大切にするヌックさんのこだわりがあります。


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