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建築家 渡邉 義孝さん

木の家だいすきの会の新しい設計メンバー、渡邉さんの自邸・事務所に伺った。
場所は千葉県習志野市。渡邉さんが主宰する「風組・渡邉設計室」のウェブサイトは
http://homepage3.nifty.com/w_yoshi/kazegumi/index.html

ファサードは焼杉と漆喰

渡邉さんは、世界中を旅して、「風を食べた」建築家だ。
そのせいか、建築と自然との一体化、つまり風の通り道や光の入れ方に対して、特に繊細な工夫をしている。
材料は自然素材の良さを活かし、合板は出来るだけ使わない。納まりのディテールに強いこだわりを持っている。
特に、梁露し部分などの電気配線の処理(見えないように埋める)なんかは、すごい。

リビングは家庭の中心、その中心に特注の丸テーブル。

季節変化による木の伸縮を見込んだ設計、施工も当然のこと。古い家に用いられていた材料(瓦、梁など)は、できるだけ再利用する。
元々型枠大工であった経歴から、施工にもこだわりを持っていて、施工図に近い実施設計図を多数作成する。現場監理もきめ細かく行い、ていねいな「手作りの家」づくりを進めている。自邸はかなりの部分、施主の設計施工だ。
そして、自身の設計に対して、率直に評価、反省し、改善点を話してくれる。

リビング上部のブリッジ

ブリッジ。白木部分は、配線しゃくりの埋木。

だいすきの会に、また1人、こだわりの建築家が加わった。





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