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Seoul - Soul of Asia 7 -  東大門北側丘陵 住宅地区 [アーバンデザイン]

東大門の北側の丘陵地には、迷路のような坂路地が広がり、伝統的低~中層住宅が密集した地区となっている。庶民の生活が垣間見える。車が入れない路地が多く、ある程度の幅員がある道路は住民の駐車スペースとしても利用されている。
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松葉杖ライフ~新宿西口地下道 [アーバンデザイン]

新宿西口地下通路を、要件があって松葉杖で歩いた。三井ビル/​京王プラザホテルあたりから駅まで450mくらいある。正直言っ​てかなりしんどい空間である。薄暗く、空気、臭いも悪いし、座れ​る場所もない。ホームレス排除のための無意味なものが無数に置か​れているが、このうちいくつかは座れるようにしてもよいのでは。​動く歩道も、土曜日のためか節電のためか動いていない。ああ地上​を行けばよかったと思うがもう遅い。上がれるところは少なく遠くわかりにくい、ビルの中の狭​い階段(が多いという印象)。

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 そもそも、日本の首都の役所や、日本を代表する超高層ビル街区​へのアプローチであり、日本の一つの顔として、国際的にも誇れる​ようにすべき場所なのだから、もっと品格あり、人間を大切にする​都市空間として根本的に考え直してはどうか。今は地上も地下も車​中心だが、例えば地上は都庁方面にまっすぐ伸びる広幅員歩行者専​用ブールバールとし、神宮外苑のような並木道とするなど。そのく​らいのことを考えてもおかしくない場所だと思う。

松葉杖ライフ~街のデザイン [アーバンデザイン]

足首骨折し、松葉杖使ってます。
まちなか松葉杖ライフで気づいたこと~街のデザインについて

●松葉杖を使うには幅が要る。だいたい1.0-1.2mくらいの​幅で杖を着くとよく、つまり普通の歩行者の2倍弱くらい必要。特​に坂道では、高さの調整のために幅が必要。
●歩道の横断面方向に勾配があると、かなり歩きにくい。松葉づえ​の左右の高さが違ってしまうので。
●歩道の自転車や置き看板はとても邪魔に感じる。
●前を見ないで、ケータイなどをしながら歩いてくる人が結構多く​、その人たちにぶつからないようにこちらが気を付ける必要がある​。普通の歩行なら、問題なくすり抜けられるところだが。
●階段の昇降、特に登りに時間と体力を要する。手すりが重要で、​怪我した足と反対側に手すりがいる。つまり階段の両側か、真ん中​に必要。駅などで混んでいるときに一方通行になっていると困る。
●手すりは丸い断面で握りやすく(手に体重をかけていくので)、​熱伝導率が低いものが良い。金属で四角い断面のものは握りにくく​、この時期すでに冷たいので良くない。
●駅などで、エレベータやエスカレータのサインは探せばあるのだ​が、小さくて分かりにくいことが多い。また、あってもずっと遠く​だと、そこまで行くのが面倒でそれなら階段使ってしまおうか、と​思う。これはやむを得ない面もあるが。
●相当の体力が必要。まちなかで松葉杖の人を見かけることは滅多​にない理由のひとつは、たとえフラットな場所であっても、体力が必要なた​めと、改めてわかった。

Seoul - Soul of Asia 6 - 南大門市場(ナンデムンシジャン) [アーバンデザイン]

数ブロックにわたり、飲食店、食品、衣料品、電気製品などの店がぎっしりと立ち並ぶ、昔ながらの庶民的商店街、台所であり観光名所。店の数は1万店にも及ぶという。 
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屋台でのつまみ食いは楽しいが、意外と値が張ることにもなるので、席に着く前にお値段の確認をお勧めします。
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Seoul - Soul of Asia 5 - 明洞(ミョンドン) [アーバンデザイン]

ソウル一の繁華街。旧盆で他の繁華街が静かな中でもここだけは大変な人出で昼夜にぎわっていた。行かなかったがナイトクラブが多数あり、東京でいえば銀座だが、歩いて見た感じは渋谷。
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夜になると街路にも露店がびっしり出て、人気店の周りには人々が群がる。このような街路の使い方は、日本でも取り入れてよいのではないか。
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Seoul - Soul of Asia 4 - 仁寺洞 (インサドン) [アーバンデザイン]

仁寺洞は若者たちが集まる街で、ハイセンスなブティック、雑貨店、飲食店などが集まり、明るいにぎわいを見せている。東京でいえば表参道周辺といったところだろうか。

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表通りから1本入ると、韓国の伝統的な街並みも残されており、その対比も面白い。
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サムジキル
2004年にオープンした、主に伝統工芸品の店が入るいわばショッピングモールであるが、その意図は「建物というよりも道であり、道は人々の美しさを見せる場所である(設計者の延世大学チェ・ムンギュ教授)」というように、開放された中庭に面したスロープ状の回廊により、すべての部屋=店にアクセスできるようになっている。歩いて楽しい「みち」であり、仁寺洞らしいアーティスティックで手作り感覚にあふれたショップが並んでいる。
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Seoul - Soul of Asia 3 - 北村(ペクチョン)韓屋村 伝統的建築群 [アーバンデザイン]

北村地区はソウル都心北部の丘陵地に広がる一帯で、歴史的様式を保った建築群が広がっている。幅員が狭く車が入らない路地も多い。路地に寄りつく形で、主に煉瓦造の低中層住宅が並んでいる。
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斜面地にあるため、路地が変化を持って見え、また背景としてソウル都心部の高層ビル群が臨めるなど、興味深く特徴的な景観、文化が楽しめる。
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多数の文化財建築が散在しており、一部は現代風にリノベーションし、瀟洒なカフェやギャラリーなどとして利用されている。
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Seoul - Soul of Asia 2 - 清渓川 2 [アーバンデザイン]

夜の清渓川
気候がよい季節には、夜も多くの市民がプロムナード歩きを楽しんでいる。さまざまなイルミネーションも美しい。
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清渓川文化館
清渓川の東端にあり、全体の模型、過去の川や住宅の様子、工法・工事過程、水辺の自然や生物に関する展示館となっている。このような博物館があること自体、清渓川にかける意気込みが感じられる。
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Seoul - Soul of Asia 1 - 清渓川 [アーバンデザイン]

清渓川(チョンゲチョン)はソウル都心ほぼ中央部を東西に貫く川。

韓国戦争(朝鮮戦争)の後、河川両岸にスラム状態の密集集落が形成され、生活排水の流入、ごみ投棄などで衛生的な問題が大きくなった。そこに都心の自動車交通増加問題が加わり、その解決として、1955年に河川の暗渠化と地上部の幹線道路建設がなされ、川は姿を消した。その後、その道路上に高架式高速道路が建設され、水の流れではなく車の流れる交通幹線となった。

2005年、約3年間の復旧工事を経て、河川が再び開かれた。延長5.8kmにわたり再生された河川の両岸には遊歩道が設けられ、あるところは階段状の広場、あるところはビオトープ、あるところは噴水、光のイルミネーション演出など多様な設定・演出がされ、ソウル市民や観光客の憩いの場として、とてもよく使われている。水は飲料用ではないがきれいで、夏はじゃぶじゃぶ遊びをする子供たちも多い。
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かつての高速道路橋脚が残されている。

清渓広場
ソウル都心の中心に近い、清渓川の西端に位置している。ポップアート、清渓川の1/100模型、滝、光の演出などがなされ、賑わいの拠点となっている。
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明治の東京都市計画 ベックマン案 [アーバンデザイン]

ベックマンによる東京計画(官庁集中、街路等 明治19年)を、現在の地図に重ねてみました。壮大なバロック都市計画。もちろん今とは時代が違いますが、大きなビジョンは、これからのまちづくりにも必要と思います。

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東端の拠点は築地本願寺、そこから中央大通りで中央駅(今の有楽町駅あたり)に至り、天皇大通りと皇后大通りが合わさって日本大通りになり、桜田門前あたりで向きを変え国会大通りとなって国会議事堂に至り、その軸線先には日枝神社。宗教と政治と交通を近代都市計画で結びつけて新国家体制を明らかにする!というような案です。国会議事堂の位置は今と同じです。
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