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Great Urban Places in Asia 81 - メトロマニラ Metro Manila 6 [アジアの都市探訪]

ボニファシオ Bonifacio
ボニファシオはマニラ首都圏の一角にある中上級階層向けの新規都市開発地区であり、フィリピンで経済的に最も裕福であるマカティMakati市にある。ここはかつて軍用地であった。2003年に民間ディベロッパーが用地を取得し、ボニファシオ・グローバルシティと銘打って、政府の旧軍用地開発部局と共同で都市開発を始めた。現在の都市が姿を現し始めたのはまだここ数年のことで、真新しい現代都市である。大規模な商業、住宅開発がなされ、非常に多くの人たちが働き、買い物や食事に来て賑わう。
ボニファシオの中心部にハイストリートと呼ばれる地区がある。これは太い軸状の緑地を中心としてその両側にハイエンドのショップやレストランを配したもので、緩やかな勾配を活かして座るスペースが設けられるなど、安心して快適にくつろげるパブリックスペースとなっている。街は基本的に歩車分離され、車道は広く、歩行者は歩行者専用デッキや建物内、あるいは歩道を通るようになっている。

 ボニファシオに行くには、最寄りのMRT - Metro Manila Rail Transit Systemアヤラ駅からバスかジプニーを利用するのだが、駅からそれらの乗り場まで案内がほとんどないのでうろうろしてしまった。MRTは切符の自販機がなく窓口で買うのに列ができている。エレベータやエスカレータはなく階段のみで狭い。電車は5~6分おきに来るのだが非常に混んでおり、女性専用車もある。混雑時にはホームへの入場制限がかけられていた。

ボニファシオ.jpg
ボニファシオのハイストリート
ハイエンドなレストランや店舗が面する緑の軸となっている。

(続く)
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