グリーンライン下北沢 [ランドスケープ]
小田急線下北沢駅周辺で、地下化された鉄道跡地を緑の空間にしようという「グリーンライン下北沢」計画が検討されています。12月26日、現地の見学会と講演会に参加しました。
計画地は写真で緑に記した箇所(さらに左側、世田谷代田駅方面に続く)です。
グリーンライン下北沢代表で、明治大学教授でもある小林正美先生に現地をご案内いただいた後、計画概要の説明がありました。
市民が利用できる緑の空間に、いくつかの機能を配置し、非常時は緊急車両の通行も可能とするものです。
続いて井上洋司さんの講演「ローメンテナンスでつくる緑空間」。井上さんはランドスケープアーキテクトで、長年お付き合いをいただいている方です。
わかりやすく、大変に充実した講演でした。私が理解した主なポイントを書いておきます。
「日本の緑は江戸時代の庭園のままに留まっており、都市としての対応ができていない。(すなわち、管理が技量ある職人に依存しており、普通の市民の手によって管理するしくみがない)」
「緑の基本的な機能として「つなげる」、「くぎる」、「かこむ」などがある」
「樹木は芽が触れ合うような距離に近くなると、相互に干渉してそれ以上伸びない。ある程度近い間隔で植えることによって、剪定をしなくてもよい状態にすることができる」
「パリのモンマルトルでは、斜面緑地の管理にアーティストが入り、公募でぶどう畑を運営管理している。会員限定のワインを製造販売し成功、市民参加で都市の緑を守っている」
「みどりは自己主張しなくても、背景を引き立てればよい場合がある」
「わざわざメンテナンスしなくても、日常的な活動の中にメンテナンスを組み入れることがローメンテナンス」
このような緑の空間を、これから増やしていきたいものです。
グリーンライン下北沢についてはこちらをご覧ください。
http://greenline-shimokitazawa.org/
井上さんと背景計画研究所についてはこちらをご覧ください。
http://www.land.scape.co.jp/
計画地は写真で緑に記した箇所(さらに左側、世田谷代田駅方面に続く)です。
グリーンライン下北沢代表で、明治大学教授でもある小林正美先生に現地をご案内いただいた後、計画概要の説明がありました。
市民が利用できる緑の空間に、いくつかの機能を配置し、非常時は緊急車両の通行も可能とするものです。
続いて井上洋司さんの講演「ローメンテナンスでつくる緑空間」。井上さんはランドスケープアーキテクトで、長年お付き合いをいただいている方です。
わかりやすく、大変に充実した講演でした。私が理解した主なポイントを書いておきます。
「日本の緑は江戸時代の庭園のままに留まっており、都市としての対応ができていない。(すなわち、管理が技量ある職人に依存しており、普通の市民の手によって管理するしくみがない)」
「緑の基本的な機能として「つなげる」、「くぎる」、「かこむ」などがある」
「樹木は芽が触れ合うような距離に近くなると、相互に干渉してそれ以上伸びない。ある程度近い間隔で植えることによって、剪定をしなくてもよい状態にすることができる」
「パリのモンマルトルでは、斜面緑地の管理にアーティストが入り、公募でぶどう畑を運営管理している。会員限定のワインを製造販売し成功、市民参加で都市の緑を守っている」
「みどりは自己主張しなくても、背景を引き立てればよい場合がある」
「わざわざメンテナンスしなくても、日常的な活動の中にメンテナンスを組み入れることがローメンテナンス」
このような緑の空間を、これから増やしていきたいものです。
グリーンライン下北沢についてはこちらをご覧ください。
http://greenline-shimokitazawa.org/
井上さんと背景計画研究所についてはこちらをご覧ください。
http://www.land.scape.co.jp/
2015-12-30 08:33
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