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対談「コンパクトシティは実現するか?」を聴講して [都市計画]

1月9日、東京大学にて行われた、NPO都市計画家協会主催 中村文彦(横浜国立大学教授、交通計画)×小泉秀樹(東京大学教授、都市計画)対談「コンパクトシティは実現するか?」を聴講しました。

両先生の対談のポイントを私なりに大筋で整理してみました。

・コンパクトシティの定義は不明瞭であいまい。都市によっても違う。
・コンパクトかどうかということよりも、住みやすいこと、都市としての魅力があることが大事。
・ある程度の適度な密度は必要。
・都市をたたむということはできない。豊かな低密度郊外地域をどうやって作り維持するかが課題。
・公共交通とは何か、多様な考え方があるが、小さな都市・地域でそれを維持するには住民の意識や普段からの付き合い(ソーシャルキャピタル)が重要。
・交通は住民のモビリティの権利を保証したうえで、環境と経済とのバランスを図っていくことが基本。
・都市マスタープランに市街地の空洞化の予測とそれに伴う交通計画、可変的プログラムを入れる必要がある。
・それぞれの都市にビジョンが必要で、制度はそれに合わせてうまく使っていけばよい。
・都市計画と交通、福祉、産業、環境、農村計画などの包括的検討が不可欠。

ということで、明確な結論は出ませんが、「コンパクトシティ」とは、そもそも実現目標となるものではない」といった感じでした。

話を伺ったうえでの、私の感想は以下の通りです。

・コンパクトシティ化は目的ではなく都市運営のひとつの方策。
・交通を維持できる経済があれば低密度郊外は残る。そのためには産業が必要だがIT社会では必ずしも従来型地場産業である必要はない。よい生活環境が重要。
・しかしそれができる地域はおそらく限られるので、あとは自然淘汰やむなしか?
・どこまでは公助しどこまで自助とするか、まちのビジョンと合わせて検討し示す(それがマスタープランか?)。選択は住民に。
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