SSブログ

協働復興模擬訓練 研究会

5月22日、「協働復興模擬訓練から事前復興へ」というテーマで、り・らいふ研究会に参加しました。講師は早大・佐藤滋先生で、学生時代には佐藤先生の都市計画の講義を受けました。
この取り組みが、新宿区で木密地域などを対象に10年続けられているとは、区内に事務所を持ちながら、知りませんでした。大地震が起こる前から震災後の復興まちづくりを地域で検討するというもので、その主旨や取り組みの流れはきれいであり、ワークショップ等は盛り上がるのだが、なぜかあまり広がらない~なぜだろう?という問いが佐藤先生から発せられました。

講演の後、意見交換の時間があったので、私は以下のような発言をしました。

「住民の多くは(特に木密地域)、できれば今の住まい方で、住み続けたい人が多いのではないか。その場合、住民の権利がきちんと守られること、街のスケール感が保たれることが重要。協同復興というと、再開発や区画整理、共同化、高層化といったイメージがあるが(それらが適当な地区もある。また協同復興で事前のスケールを守っていくことも可能)、その地域ならではの住まい方が継承されることが大切ではないか。」

それに対し、佐藤先生から「赤城下町では、既存のスケールを守りたいという意見が多い。それも可能。」という主旨の回答をいただいた。

震災後にまちづくりが続いていくには、まずそこで復興しようという住民の意思、それを可能とするソフト、ハードの仕組みが必要になります。いずれにせよ、普段から防災も含めたまちの将来を考える場があることが大切と改めて感じました。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。