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構造物の表現仕上げ「適材適所」 [世界のまちかど]

自宅の近くの小さな川が数年前に改修され、洪水対策のため河道が深くされるとともに、遊歩道が整備され、修景がなされました。それ以来あまり気に留めていなかったのですが、先日、橋の下をみたところ、薄い仕上げ材が貼り付けられていることがわかりました。

20200320和光河川改修仕上げ.jpg

薄いプレートに、軽量モルタルを整形して着色したものが貼り付けられています。このような仕上げは屋内外の様々な場所で用いられていますが、この場所については、このような石の質感を表現する必要はなかったのではと思います。素材には素材にふさわしい使い方があり、それにそぐわないと違和感があります。むろん、どんどん新しい使い方は開発されていますが。

今月開業したJR山手線高輪ゲートウェイ駅は、大屋根で覆われたダイナミックな空間構成ですが、鉄骨の構造材の表面に薄い木材が貼り付けられている箇所が多く、そのディテール、納まりが気になりました。木材の経年劣化も起こるのではと危惧されます。やはり「適材適所」が大切と思います。

高輪ゲートウェイ駅.jpg

高輪ゲートウェイ駅1.jpg





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