抑制された美しさ 東京ディズニシー夜間照明

10年ぶりくらいで、東京ディズニーシーを見てきました。
夜間照明の抑制された美しさは、他ではあまり見られない高水準です。
色は基本1色のみ、全体はかなり「暗く」抑えられています。


最初はずいぶん暗く、サインなどがわかりにくいと感じましたが、徐々に慣れてきます。
暗すぎて転んだり、困っているような人は見かけませんでした。

一般的な公共空間では、照度規準の達成が求められるので、なかなかこのような照明計画はできないかもしれないが、落ち着きのある空間形成に果たす照明の役割がよくわかります。


水面への映り込みもよく考えられており、低い位置に連続した照明が取り付けられています。


また、空間のゾーニングや、変化がありしかも歩きやすい歩行動線など、実によくできていると思いました。
管理されたテーマパークではありますが、一般の都市空間づくりにも参考になる点が多々あります。