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左官塗り外壁材

DHでは、外壁は「かきりしん」(製品名)を使うこととなった。

かきりしんは、天然素材であるドロマイトプラスターを主材として水練りする左官材料で、伝統的左官工法による掻き落とし仕上げである。ドロマイトの炭酸カルシウムと炭酸マグネシウムで、ドロマイトを950~1100℃で焼成し、水和反応*を経て粒子を調整してドロマイトプラスターとなる。性質としては、不燃、呼吸性がある(調湿)、防音(ただし一定以上の厚さが必要)、耐候性、経済性などがあげられる。

目荒らしモルタル下地(乾燥養生後)、6-8mm程度で塗り、水引き具合を見て金串などで掻き落とす。表情は鏝の押さえ方である程度表情をつけられる。塗り壁らしい質感が出せる。色は、メーカー(日本プラスター)では白~茶の19色のサンプルがあるが、実際に塗ってみたのとは結構違うので注意を要する。

類似品としては、エーセルリシン(秩父コンクリート)などがある。エーセルリシンはセメントを基材としており、色合いは若干人工的な印象となる。

*セメントなどに水を添加した場合、水中に分散した粒子や水溶液中の溶質などが,溶媒の水分子との相互作用により結合する反応。要は、セメントなどと水が反応して結晶体である水和物を生成することで、これによって固化する。


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