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ヨルダンから、神楽坂バリアフリー視察団来訪

12月3日、ヨルダンから9名の皆さんを、JICAのバリアフリー研修で神楽坂にお迎えしました。車椅子利用が3名、目が不自由な方が2名。坂のまちで、お店の出入口の擦り付け方、点字ブロックの実用性、石畳の路地などいろいろ体験されておりました。首都アンマンの商店街地区で、バリアフリーを実験的に取り入れていくそうです。


神楽坂はその名のとおり坂道が多く、道から建物や店舗に入る際にレベル差の解消が必要になります。商店街である神楽坂通り1~5丁目地区まちづくり協定では、店先にはおもてなしの空間を設けることが謳われていますが、その具体的な方式はそれぞれのビル・店舗オーナーに任されています。
ヨルダン2.jpg

また、神楽坂には花柳界が守ってきた多くの路地があり、坂や階段もあり、またその多くはピンコロ石畳仕上げとなっています。それらの路地は車椅子では通行しにくいか、できない状況です。一方、その生きた歴史的空間は神楽坂の貴重な財産です。ある方(日本人)が、このまちではアクセスのしやすさよりも歴史的雰囲気を大切にしているというコメントをされていました。二者択一という問題設定ではなく、また施設や物理的環境で全て対応するのではなく、人間が介在した柔らかな考え方やコミュニケーションがより多様な問題緩和方法を与え、この街には似合っていると思います。

ヨルダン1.jpg
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