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まちのイメージ(沿岸集落)

東日本大震災で被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。
雑駁ではありますが、復興のひとつのイメージを考えてみました。

建築デザインはともかくとして、大切なことは
■提案のポイント
 1. 海辺のコミュニティを無人地区にしない
 2.全員が避難できる堅牢な中心施設を各集落に最低1カ所設ける
 3.中心施設は地域文化や鎮魂の拠点とする

20110419コミュニティセンター施設イメージ(文字なし)s.jpg

 (コミュニティの規模や特質により変わるが、例えば下記)
1F:ピロティ~広場、波の力を面で受けない
2F:行政機能、公民館、高齢者施設
3F:中学校、宿泊所
4F:保育所、小学校、防災備蓄庫、非常用電源
   寺社、2011大震災慰霊碑(地域の精神的よりどころ)
屋上:ヘリポート、通信施設

・山を守り、里と海を守る
・沿岸の景観も保全する
・がれきを用いた自然型防波堤、丘公園など

●集落
 ・漁業等の作業施設 
 ・商業施設(飲食、物販等 漁業や観光業を支えるにも必要)
 ・「ハレ」「ケ」の場としての港町、風情を再生
 
●中心施設の建築
 ・ 2011大災害を忘れず犠牲者の慰霊をするとともに、コミュニティ再生拠点とする。
 ・ 集落のどこからも近く、良く見える位置・高さ
 ・ 地域の誇りと再生意思の表現
 ・ 耐震・耐津波力を持ち、新技術+伝統的建築工法や意匠をできるだけ活かす。機能本位のコンクリート要塞としない。

●土地利用
 ・その場所に住むことの災害リスクと負担を開示したうえで、住民や商業者が選択できる土地利用ゾーニング
 ・ 国がリーダーシップをとり骨格的な施設整備を行い、ゾーニング設定
★津波のリスクをよく知ったうえで立地。仮設的な建築でも良い。被災はしても命は助かる。










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