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木の家づくり その40 内装漆喰工事 [木の家づくり体験記]

本来なら内装漆喰工事は木工事、造作工事が全て終わったあとになる。
漆喰を塗った後で木工事で叩くと割れたりする恐れがあるためだ。
しかしDHでは引っ越しの日程などの関係で、一部造作工事は引っ越し後とすることになり、引っ越してからでは出来ない漆喰工事を早めにすることになった。その分、棟梁は大変。

内装に使う漆喰は、いろいろなサンプルを作って決められた。

左官職人さんがさっと仕上げていく。

寝室、青いほうは仕上げが終わったところ、白いほうは下塗り段階。
深み、静けさ、落ち着きのある部屋とするため、草木染で藍を用いて青い仕上げとした。
ただし、竣工後比較的早く、色はかなり褪めてしまった。
自然染料なので、そのことはある程度予期はされていたが、ちょっと残念。


木の家づくり その39 外壁漆喰工事 [木の家づくり体験記]

外壁の仕上げ、漆喰工事。
施工は巧左官工芸さん。

漆喰を調合する。この調合が重要。

練りあがった漆喰。

塗りたての漆喰

塗りたての状態では骨材が浮き出て見えるが、やがて落ち着いてくる。

漆喰及び巧さんについて、詳しくは、本ブログの次のページをご覧ください。

○外壁漆喰の素材について
http://blog.so-net.ne.jp/shun-kinoiecoordinator/archive/20070624

○巧左官工芸 鈴木忠さん
http://blog.so-net.ne.jp/shun-kinoiecoordinator/archive/c45381234


木の家づくり その38 外壁漆喰下地 [木の家づくり体験記]

外壁下地の最も外側としてモルタルが施工され、この上に仕上げとして漆喰(石灰モルタル、2層仕上げ)となる。

バルコニーFRP部分との取り合い

基礎部分。1階床下換気は、開閉式の通気口とした。このごろよく見られるねこ土台は、通気量が確保できないことが懸念されるため。
(ただし設備配管によって、通気口がほとんどふさがってしまった部分が1箇所あった。これは防げたミス)
漆喰の下部見切りになっている水切り板に注目

上の写真の水切り板部分を下から見上げた写真。
通気胴縁があり、通気層が確保されている。


木の家づくり その37 階段工事2 [木の家づくり体験記]

階段の取り付け下地部分。
棟梁によると「たやすい」とのことだが、水平レベル、強度の確保、納まりの美しさなどが分かりやすく出る場所であり、やはり大工さんとしては気を使うところであろう。

階段近く、「司令塔」の加工を行う黒木棟梁。
階段の手すりや柱と一体化した、机を造作中。

さまざまな仕事を行うに欠かせない、大工さんの道具箱


木の家づくり その36 階段工事1 [木の家づくり体験記]

床がほぼ完成し、内壁工事が進みつつあるころ、階段工事が始まった。
早めに階段を取り付けることもあるとのこと。

DHの階段は14段、階高2,700mmなので、平均H=192.9mmになる。
直進部分の踏み面は3尺(909mm)を4等分したW=227.25mm。
教科書的には、2W+Hが600~650mmだと使いやすいといわれ、DHの場合は647.8mmとなる。
回り込みは5段(面積は3尺×6尺)。実際使ってみると、直進部分と同じリズムで昇降でき、なかなか良い。
近年のハウスメーカー住宅も、回りこみ5段が多いらしい。
黒木棟梁は、回りこみ5段の階段を作るのは初めてとのこと。
段板の形状がやや複雑になるので加工、取り付けが大変そうだが、黒木さん曰く、階段のような「定式化」したものを造るのはたやすいとのこと。

2階~3階の階段

下地にしっかりと固定。断熱材がまだ現われている。


木の家づくり その35 内壁工事2  [木の家づくり体験記]

内装は漆喰仕上げで、石膏ボードはその下地になる。
ボードの継ぎ目にはパテが塗られ、そのうえに寒冷紗(かんれいしゃ)と呼ばれる、メッシュ布が貼られる。
寒冷紗とは目の粗い麻織物で、ジョイント部の亀裂防止のために用いる。元来は主に農業用で、夏期の高温・強光による乾燥防止、防風、防虫、防鳥にも利用されるもの。

ジョイント部のパテと寒冷紗


木の家づくり その34 内壁工事1 [木の家づくり体験記]

内壁の下地、間柱が組まれ、その上に石膏ボードあるいはシナランバー(合板)が取り付けられる。

下地材が組まれた状態

「部屋」らしくなりつつある


木の家づくり その33 電気工事2・照明スイッチの場所 [木の家づくり体験記]

大量の電気、通信配線が壁の中に。
これは決して特別ではなく、あなたの家も、こんなふうになっているのですよ。

ところで、照明スイッチの位置の設定は、なかなか難しい。
動線にあっているのがまず第一(体が動く方向で、自然と手が届くようになっているか)、照明の操作性(たとえば遠隔操作が必要か、照明の近くだけで操作できればよいか) など。
DHでもそのあたり検討して設置したのだが、いくつかは使い勝手の悪いスイッチになってしまった。
そこにスイッチを置きたくても、物理的に難しい場合もある。
照明器具の位置を変更したが、スイッチの位置は変更し忘れて、おかしな位置にスイッチが残されたり。

実際に暮らしてみて初めてわかったことだ。


木の家づくり その32 電気配線工事 [木の家づくり体験記]

内部木工事と並行して、電気工事が始まる。
施工はたけ電工さん。寺社仏閣の電気工事も数多く手がける職人さん。寺社仏閣では当然ながら木の露し部分が多いので、電気配線も巧みにやらないといけない。

電線は家の動脈のようなもので、隅々までエネルギーを行き渡らせる。
それに加え、通信線もある。
驚くほど多くの電線、通信線が、口先の長い特殊なドリルで構造材、壁に開けられた穴に、配線されていく。
こんなに穴を開けていいの? と思うほど。



木の家づくり その31 内壁・天井の下地 [木の家づくり体験記]

外壁がほぼ出来上がると、内壁や天井の下地工事が始まる。
木工事最盛期、という様相になってくる。
天井の野縁、内壁(間仕切り壁)の柱、壁板材などが次々と加工され、取り付けられていく。


天井、壁の下地とりつけ


木材加工も忙しい。黒木棟梁はじめ応援の大工さんも。

現場での設計、施工打ち合わせはだいたい週1回ペースで。
設計側は、アーキネットデザイン市川さん、小林さん、ハーツ環境デザイン山本さんに私。


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