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多摩美術大学図書館 [建築紹介]

 八王子市の郊外にある、多摩美術大学図書館。設計は伊東豊雄氏で、2007年竣工。
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 非常に薄い(200mm)厚さのコンクリートで構成される曲面、面一の窓、林立するアーチ状の柱、床全体がスロープ(1/20)になっていることなどが見どころ。
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 キャンパス全体に樹木や芝生が配され、そのなかで建築はほぼすべてRC打ち放し仕上げにされている。
表象性が高いキャンパスである。

日田市 その5 [建築紹介]

日田には建築だけではなくさまざまな伝統が息づいているが、そのひとつが日田祇園祭。
京都の祇園祭を手本としたと言われ、重要無形民俗文化財に指定されている。
山鉾は、博多祇園山笠と同様な人形山であり、毎年作りかえるというが、その人形師も今ではおひとりだけらしい。このようなお祭りを支えてきた文化や財力はたいしたものである。

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祇園山鉾会館に展示されている

日田と言えば「日田杉」が知られる。
下の写真はスギを用いた市の文化施設「パトリア日田」で、設計は香山壽夫建築研究所、2007年竣工。
集成材を用いた大空間が実現されている。
家具も日田製で、中心市街地にあって貴重な拠点となっている。
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立教大学キャンパス [建築紹介]

ツタの絡まる煉瓦校舎で知られる、立教大学池袋キャンパス。
正面の本館及び向かって右のチャペルは洋風煉瓦造だが、屋根は寄棟づくりで和瓦が載った、和洋折衷建築。
その奥に見える建物はいずれも近年建築されたもので、ガラスのカーテンウォールと煉瓦風のタイル貼りとなっている。
それぞれの時代の技術を用いながら、全体としてのトーンは揃えられている。

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マサイ族の家 [建築紹介]

妻がアフリカ・ケニアに研修に行った際に撮影してきた、マサイ族の家。
木を組み、土で固めたもので、日本の在来工法の土壁と似た構成になっている。
やはり木と土は、どこの場所でも基本的な建築材料です。

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健康な建築 [建築紹介]

この壁面緑化建築、外観からは用途はわかりにくい。
実は病院で、しかも地下駅の真上に建っている。
人も建物も、自然とともに健康に、です。
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薄い本屋 [建築紹介]

薄いと言っても本ではなく、建物。
かわいらしい本屋さん。
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建物は下屋の部分だけ。本体に後から取り付けたようである。
薄さ、1m以内。
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細いラーメン屋 [建築紹介]

細いと言っても麺ではなく、建物。
よくがんばっている、味のあるラーメン屋。
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正金アパートなど [建築紹介]

東京、中央区新富。どっしりと存在感のあるRCアパートを発見。
現在入居者募集中で、広さは3.2-5.4坪。
名称は「正金アパート」で、昭和6年建築。中を見てみたいものだ。
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その近く、築地で見つけた、緑錆の美しい看板建築。
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さらに、「宮川食鳥鶏卵」を発見。木造3階建、銅板葺きの看板建築。創業は明治34年だそうである。
現役の鳥肉屋さんで、店先には多くの人が寄ってきていた。
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下町には、このような魅力がたくさんあります。

東京大学 本郷キャンパス2 [建築紹介]

そのキャンパスの一角に、福武ホールがある。
安藤忠雄氏設計。他の建物とは全く異なるデザインコンセプトであり、しかも長大なコンクリート塀で仕切られている。この塀、ないほうが良い。
長いスリットが切られているが、アイレベルからはずれている。

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キャンパス内の建物が全て同様なデザインである必要はないが、協調は考えるべきだろう。
新しい建物では、農学部の弥生講堂は、よくキャンパスに馴染んでいる。

旧両山堂印刷工場 [建築紹介]

さきの「はん亭」に程近いところで、ふっと脇道の視線の先に映ってきたのが「レッテルは両山堂」の看板。
誘い込まれていくと、なんとも風格のある大谷石造の印刷工場であった。ただし今は操業していない。
このあたりの建築がみんなこんなであったら、なんと素晴らしいかと思ってしまう。

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