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厳島神社 4  本殿と舞台 [建築紹介]

本殿拝礼場から振り返ると、舞台を経て一直線上、海の中に大鳥居がある。ここでしかできない造形。卓越した発想とそれを実現した意思に感服した。
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厳島神社 3 回廊の床 [建築紹介]

回廊の床は厚板で作られている。目地は広く開いているのは、高潮のときに海水を床上に流して建物の損壊を防ぐためとのこと。
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厳島神社 2 [建築紹介]

潮の満ち干をうける小さな入り江の海岸線に沿って各種の建物が造営され、回廊でつながれている。普通なら潮の干満の影響や災害の少ない高台に立地すると思うが、海に面して開いた絢爛豪華な配置は、平家の権勢を誇示したものか。
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厳島神社 1 [建築紹介]

厳島神社は593年創建、平安時代平清盛の支援によって今日見られる海上社殿と回廊が建設された。世界文化遺産に登録されている。海岸に立地という極めて特異な条件を存分に活かした配置計画、造形である。神社へのアプローチは海から。
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広島平和記念館 [建築紹介]

1945年広島に投下された原爆の被害を後世に伝える資料館。1955年に建設され、戦後の建築では初の重要文化財に指定されている。建築家丹下健三の代表作であり、日本のモダニズム建築の代表作でもある。モダニズムというと装飾を排除した機能重視の近代建築というイメージがあるが、その本質として、シンプルな中にも洗練されたマスとしての力強い造形美が欠かせないことを感じた。平和を祈る場である公園の配置計画や、建物のプロポーション、柱の造形など改めて素晴らしいと見入ってしまった。
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富岡製糸場 [建築紹介]

富岡製糸場は、明治5年完成し、新生日本の殖産興業のシンボルとして生糸生産を行ってきた。
最盛期には400-500名ほどの女工が勤務していた。労働条件は、「女工哀史」のようなものではなく、1日平均8時間で、寮や診療所もあった。

現存している建物のいくつかが「世界遺産暫定リスト」に登録されている。
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繭の倉庫。
木骨レンガ造であり、設計はフランスの技師、施工は日本の職人である。窓が多いのは、光と風を取り入れるため。
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正面は繭から生糸を取り出す「練糸場」、右は繭倉庫。和洋折衷のおもしろい様式。
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練糸場内部。木骨トラス(キングポスト)構造になっている。
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工場の建設と運転管理のために雇われたフランス人技術者ブリューナ一家の住居。
これも木骨レンガ造、和洋折衷で、いかにも明治という時代を感じさせる。
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事務所と応接室
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中庭には煙突や乾燥室などがあるが、近くには立ち寄れない。
植栽も和洋折衷で、松がシンボリック。
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本郷館 解体 [建築紹介]

東大本郷キャンパス正門からすぐのところにある本郷館は、本日から解体作業に入る予定。
106年に渡り多くの学生たちを養ってきた歴史的建築が消えていきます。
老朽化、時代の流れはあるにしても、何か保全の手段はなかったものかと、自省を含め、考えさせられます。
おととい、多くの人たちが写真を撮りに来ていました。
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傾斜地に建っており、レンガの擁壁で支えられている。

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こちらのサイドは鋭角で、木造には珍しい意匠。土地形状によるものでしょう。

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床下はまずまず良い状態でした。

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本郷館の隣にある旅館。こちらも歴史的な雰囲気で、この一帯の個性をつくっている。

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本郷館近傍の建物で、これも近日解体の予定。本郷通りには看板建築もいくつか残っているが、どんどん失われつつある。

F邸リフォーム [建築紹介]

木の家だいすきの会でお手伝いさせていただいた、自然素材を使った住宅リフォームが完成しました。
埼玉県のF邸です。
施主のFさんの創意工夫が満載のリフォーム。設計事務所、工務店みんなでがんばりました。すがすがしい木の家です。
設計はアトリエ・ヌックさん、施工は東成建設さんです。

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柱、梁、床は埼玉県産材のスギ。床は厚さ22mmで、暖かみと強度を兼ね備え、かつ既存床に合わせられる厚みとしました。

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広いリビングを確保し、視界を通しつつ、耐震性の向上も図る「スリット壁」。見た目も肌触りも良いです。
耐震性能は実証実験によって確認されています。

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今回のリフォームで階段を付け替え、位置、向きを変更。2階から光を導き、室内動線もずっとスムーズになりました。壁仕上げは漆喰です。

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太陽光発電パネルを25枚設置、合計約5.4kWです。だいぶ売電できているとのこと。
屋根の傾斜は、建築法規を守りつつ、冬季の日射を最大限生かせる角度に設定。

和光の古民家 [建築紹介]

和光市新倉にある「旧富岡邸」、外環道路建設に伴い、移設修復され、民家園として公開されている。
江戸時代中期の農家であり、埼玉県内で現存(修復含め)するものとしては最古の部類になるとのこと。

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外観。南側に庭、縁側など典型的な配置

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屋根は竹組みの上に藁ぶき

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室内。構造材はけやきか。

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囲炉裏。すすが付いた梁、柱は磨きこまれて黒光りする。

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土壁。

市指定文化財になっており、市民団体によって管理されている。

ところで和光市には富岡さんが多い。柳下さんも多く、大地主さんのようである。

皇居 その1 [建築紹介]

現在、皇居の三の丸尚蔵館で、坂本龍馬が薩長同盟盟約書に裏書きした書簡が展示されており、それを見たくて皇居東御苑に行ってみた。長年東京近辺で生活しているが、そこに入ったのは初めて。

都心の真ん中に、これだけの広い緑の空間があることに、改めて驚いた。

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大手門近くの「同心番所」。鬼平犯科帳などでお馴染み、同心たちが詰めていた建物である。

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さらに大きな「百人番所」も残っている。

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諏訪の茶屋、明治45年建築。残念ながら入ることはできない。