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Great Urban Places in Asia 53 - マラッカ Malacca 1 [アジアの都市探訪]

マラッカ概要
 この地では14世紀にマラッカ王国が成立し、15世紀にはイスラム教を受け入れ国教とした。その後ヨーロッパ諸国のアジア進出が顕著になり、マラッカは16世紀にはポルトガル、17世紀にはオランダ、19世紀には英国の植民地とされた。太平洋戦争の間は日本が占領し、戦後は再び英国の植民地となり1957年にマラヤ連邦として独立国となった。そのように多数の国がこの地に関心を示した理由は、マラッカ海峡という海上交通の要所にある良港のためであり、その結果多国の歴史や文化が蓄積し、多数の民族が今も暮らす素地になっている。

 マラッカの歴史・観光の拠点はオランダ広場であり、ムラカ(マラッカ)キリスト教会やスタダイス(旧オランダ総督の居宅、現在は博物館で、東南アジア最古のオランダ建築)などが小広場を囲んでコンパクトに立地している。広場には屋台が出て、観光客の賑わいの場となっている。建築の外壁や屋根の色彩の基調色としてややピンクがかった濃い赤茶色が用いられているのが特徴的で、さらに淡い同系色が道路の舗装ブロックにも用いられ、建築、歩道や広場、車道が同系色でまとめられている。
長くさまざまな歴史を経て、今は静かで平和な空気が流れている。

マラッカ1.jpg
マラッカ歴史的地区の中心、オランダ広場


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