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Great Urban Places in Asia 26 - デリー Delhi 4 [アジアの都市探訪]

コンノートプレイス Connaught Place

 コンノートプレイスはニューデリーの中心のひとつであり、イギリス植民時代の1920-30年代にイギリス人のためのシビックセンターとして建設された。外、中、内の三重の円形環状街路とその中心からの放射状街路を骨格とするシンボリックな都市・建築群で、ヨーロッパの伝統的な低層建築が円弧に沿って整然と並ぶ。高級店から露店までの様々な店舗やホテル、ビジネス、そして客引きが集積し、地下鉄の結節点でもある。
 外環の直径は約640メートルで、外環道路は自動車交通量が多い。
 内環に面しては高級店や店舗、オフィスなどが多く営業し、外環側もホテルやオフィス、店舗などが入居し現代商業都市の様相だが、中環は内環、外環に表の顔を向けた建物の裏側が多く露出している。
内環は最も賑わうところで、1階部分はセットバックし連続したピロティ空間がある。その周辺には多くの露店、屋台が出て、特に土曜日の夕方は非常の多くの露店、主に衣服類が路面に商品を広げ、周りを人が取り囲み、場所によってはまっすぐに歩けないくらいであった。
駐車場は環状道路に面してかなりの台数が設けられているが、いつも混雑しているようであった。路上駐車も多い。

 コンノートプレイスの中心部は直径約220メートルの円形の公園になっており、大きなインド国旗がはためいている。快適そうな緑地なのだが、警備のため出入口が制限されており、自由に出入りすることはできない。コンノートプレイスの周囲は、一部に業務・官庁街があり、他はその内側とは対照的な庶民的市街地が広がっている。

コンノートプレイス.jpg
コンノートプレイスの内環。ヨーロッパ様式の建築が並び、広い歩道と大きな街路樹があり、
高級店から露店まで様々なアクティビティがある

(続く)
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