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南町田グランペリーパーク

 グランベリーパークは、昨年11月にオープンした、約230店舗が入居する大型ショッピングモール。屋外の円形回廊の沿道とその中心部に店舗が配置されている。入居店舗はほとんどがナショナル/国際チェーン店。町田市鶴間公園に隣接しており、東急田園都市線「南町田グランベリーパーク(かつては南町田駅であったが、ショッピングモールオープンに合わせ改修、改名)」駅に直結している。

 先日その近くに行く用件があり、足を延ばしてみたら、まさかの終日全体閉館であった。いくら駅名がショッピングモールと同じでも、せめて駅前くらいは、カフェや飲食店、コンビニくらいはやっていてもいいのではないか?施設内の回廊を通り抜けることはできるので、そこを含めてぐるりと歩いてみた。

 夕方の時間帯で、かなり暗くなっても回廊に照明は灯されないが、通り抜ける人はそこそこいた。18時になって、店舗内のいくつかの照明が点灯された。

 普段は多くの人たちでにぎわうのであろうが、休館日なのでむろん閑散としている。CADで描いたパース図のなかに入り込んだような印象で、完成度は高いがそれゆえに隙がなく(空間はひろい)均質な空間になっている。近年の新しいショッピングモールは、その点どこも同じである。豊洲などの再開発市街地も似ており、管理水準が高く均質であるが、一般市街地にあるような個々の違いがなく、すみずみまで高度に管理されて、緊張感がある印象が否めない。

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 日本では、地方や郊外の街の商業施設は、どんどんこのようなplacelessなものに集約されつつある。大手資本に頼るだけではなく、地域の人々の経営による商業も共存する方法があるのではないかなど、考えさせられた。


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朝霞シンボルロード オープン! [ランドスケープ]

 埼玉県朝霞市役所からオリンピック射撃会場(自衛隊内)に向かうケヤキ並木道の一部、約680mが、幅員20mから50mへと大きく拡幅され、シンボルロードとして整備され、今日オープニングセレモニーと記念イベントが行われました。整備検討委員会メンバーとして、微々たるものですが計画づくりのお手伝いをさせていただきました。気持ち良い場になっています。
 ここは以前は米軍の占領地だったものが国、そして市に返されたもので、地域にとっては非常に貴重な緑と歴史の空間です。今日は子どもたちを含めたくさんの人たちが来訪し、新しい空間を楽しんでいました。地ビールや手作り作品のショップ、ワークショップなども多数出展されていました。これからどんどん使いこなされていくことと思います。まだ未開放の部分も多くあり、今後の展開にも期待です。

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大きく拡幅されたシンボルロード(写真では左側に拡幅された)。以前は、米軍から返還後は放置され、荒れて立ち入れない状況だった。

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下草や雑木が整理され、見事な樹形の高木が見られるようになった。ロープを使ったツリークライミング体験中。

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今日はマルシェも開催、多数の出店あり。

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ウッドデッキは人々のたまり場、くつろぎの場に。

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芝浦工業大学 アーキフェスタ(建築卒業設計展)

今日、アーキフェスタの講評会に参加してきました。
芝浦工大の建築系4学科の卒業設計から合計67作品が出展され、一次審査で6作品に絞られ、その作者がプレゼンしたのち、最終的に優秀賞3点と審査員特別賞が決定されました。
 審査結果に関する感想を書いておきます。

・一次審査通過作品としては、模型の表現力が優れていることは当然として、作者(学生)がやや抽象的、内省的思考によって案をディベロップしたものが多く選出されていた。

・私が所属する環境システム学科学生の作品は、現地調査やヒアリングなどにより現地の状況をよく調査し、それに対して素直な解答を提示しているものが多かった。その点は学科の特性が現れていた。それに対して建築学科では、「建築家」としての内省的思考を深めて空間操作を行ったものが多かった。社会的な解と、個人の思考による解の違いという印象を受けた。あるいは、都市やまちづくり的な解と、建築造形的な解の違いともいえる。

・多くの作品は、テーマに対して深く考察し、オリジナルな解決案を提示していた。一方、空間計画が大部分で、事業的な実現方策まで検討した案はほとんどなかった。

・全体として、短時間での審査のため、メッセージ性が明確ではない作品は「よくわからない」となってしまう。短時間で、自分が表現したい中心的内容を模型やパネルでわかりやすく伝えることが大切で、最優秀作品はその点が大変優れていた。

・都市のディテール(建築内部まで含め)に関心がある作品が多く、一方で、大規模画一的再開発に対しては批判的な作品が多かった。

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窓の多い家 [木の家に暮らす]

 和光DH、自宅を建ててから早くも12年以上経ちました。インテリアともなっている構造材の杉はだいぶ色が濃くなり、落ち着いてきました。毎年末には私の担当で自宅のほぼ全部の窓掃除をします。朝から始めて丸一日かかります。窓が多くて楽しいのですが、掃除は大変。改めて窓を数えてみたら、大きな家でもないのに44個もありました。バスケットのゴールもあります。

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外からみるとこんな感じで、暖かみのある光がほどよく滲みだしていると思います。
室内の高いところに窓があると、光が天井に当たって拡散し、部屋が明るくなります。部屋を暗くして天窓から月の光が射しこみ、くっきりとした影をつくるのを見ると、月の光はこんなに明るいのかと感動します。

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浦和駅西口 うらもん商店街 [世界のまちかど]

 浦和は埼玉県、さいたま市の行政や文化の中心であり、文教都市のイメージが高く、住宅地としての人気も高い。県立浦和高校は学業では全国トップクラスの公立高校で、ラグビーの全国大会でも活躍した。浦和レッズに代表されるサッカーの街でもある。
 浦和駅西口から、埼玉県庁方面につながるみちに、うらもん商店街がある。名前の由来は県庁官舎の裏門に通じる道であるということ。浦和は旧中山道の宿場町として古い歴史を有し、一時期は画家が多く住んでいたことから画材店や画廊があった。うらもん商店街は、そのような浦和の文化や歴史を感じる、ほっとした空間である。

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