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安藤忠雄展「挑戦」

先週12/3(日)に、新国立美術館の安藤忠雄展「挑戦」に行ってきた。
まず、ものすごい人出に驚いた。展示会にこれだけ多くの集客がある建築家は、他にはまずにいないだろう。手書きのスケッチ、暖かさのあるすばらしいものだった。これも手書き、鉛筆で精密に仕上げられた図面もすばらしい。

安藤の考え方、生き方には明確な個性と一貫性があり、それが改めて良く分かった。彼自身に対する挑戦であり、社会に対しての挑戦でもある。

光の教会の実物大が体験できる。傑出した作品には違いないと思うが、あえて言えば、キリスト教会はイエスの受容や慈しみを感じられるべき場所である。この極めてストイックでオブジェ的空間がそれにふさわしいのだろうか。雑念を排除した空間で精神が昇華するといえば、そうなのかもしれない。

また、屋外空間に対してはほぼ閉じており、地域の景観形成にはまったく寄与していない。教会は祈りの場であるが、もっと地域に開く、地域を受け入れるという考え方もあると思う。非常に内面志向の建築である。

光の教会 展示会.jpg
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