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軍艦島

芝浦工大鈴木研究室合宿で長崎の端島、いわゆる軍艦島を見学した。江戸時代の1810年ごろに石炭が発見され、1890年に三菱の経営となった。もともとは2haほどの草木もない島だったが採炭技術の発達とともに埋め立て、拡張され6.3haとなった。1960年ごろの最盛期には5,300人が居住し、地下1,000m以上まで坑道が延びていたという。閉山後44年を経て風化、劣化が進み、現在残っているのは往時の約半分である。残っている多くの建物もいつ倒壊してもおかしくない状況で、その保存はきわめて難しいとのこと。海上の孤島にこのような超過密工業都市があったという事実と、その迫力に圧倒された。

軍艦島.jpg

軍艦島 岸壁.jpg
島の周囲には、台風などに備えてぐるりと高い岸壁が築かれている。

軍艦島アパート.jpg
写真のアパートは築101年、日本で最初の高層RCアパート。

島には商店、映画館、病院などがあり、自立した都市であった。また、緑が全くなかったため、アパートの屋上には日本発の屋上菜園が作られていた。

軍艦島 学校.jpg
左側の建物は、1958年に建築された学校。1-4階は小学校、5, 7階が中学校、6階には講堂や図書館などがあり、給食を運ぶために島で唯一のエレベータもあった。

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