SSブログ

金沢パブリックライフ調査 [まちづくりの仕事]

 2017年5月の週末の4日間、金沢市中心部でパブリックスペース・パブリックライフ調査が行われました。今年8月から開催される金沢21世紀美術館の企画展「日々の生活−デザイン
の思考範囲 日本・デンマーク外交樹立150周年記念展」の一部に、パブリックスペースデザインが取り上げられます。その主要な内容として、金沢のパブリックスペースがどのような状況になっているか、そしてそこでどのような活動、すなわちパブリックライフがあるかについて、展示される予定で、そのための実態調査です。
 この企画のきっかけは、美術館のキュレーターがヤン・ゲール&ビアギッテ・スヴァア著「パブリックライフ学入門」を読み、パブリックスペースデザインに興味をもたれたことです。私は同書の翻訳者の一人で、この企画の当初の段階に美術館からご相談を受け、以来準備に関わってきました。調査には地元の金沢工業大学の学生、美術館のボランティア、さらには芝浦工業大学鈴木研究室の学生も参加しました。
 5月20日(土)の調査は広坂地区(香林坊~美術館)、21日(日)は近江町市場付近、竪町ストリート、せせらぎ通りを対象として、延べ約35名が参加しました。同じ地区でも、場所によってさまざまなパブリックスペースがあり、その状況が大きく異なっていることが確認できました。広い空間があっても誰も利用しないところもあれば、座る場所が不足しているところもあります。
 ひととおりの調査は終了し、これからは展示に向けて、集まったデータをどのように生かすかがテーマとなります。さらにはこの展示をきっかけとして、金沢のパブリックスペースをどのように生かしていくか、息の長い取り組みにつながることを期待しています。

kanazawa research 1.jpg

kanazawa research 2.jpg





nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

Jane's Walk in 神楽坂川越まち歩き ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。