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ジェイン・ジェイコブス国際ワークショップ@明治大学 [まちづくりイベント]

ジェイン・ジェイコブス生誕100周年記念国際ワークショップ@明治大学、7/31(日)に開催されました。
約170名の参加がありました。

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メインスピーカーは「都市再生」著者ロバータ・グラッツさん。グラッツさんの主なポイントは;
・時間が都市をつくる。時間をかけた漸進的な取り組みが都市再生において最も重要なことである。その認識が欠けている。
・観察することが最も有効。
・市民は、直感的に、どのような改善策が前向きな変化をもたらすかを知っている。

続いて4名からのショートプレゼンテーション、発表者によるパネルディスかションがありました。その中でグラッツさんによる発言の主なポイントは次のとおり。
・ジェインの名前がブランドとして、本来の彼女の意思とは異なる形で使われる場合がある。

・ジェントリフィケーションの反対(代わり)は何か?スタグネーション(停滞)である。問題はその速さにあり、その原因の多くはグローバル経済である。変化は必要だが、スピードが問題だ。

・古い建物が大切であるというのは、賃料が安いからである。新しいアイディアは古いビルから、古いアイディアは新しいビルから生まれる。新旧建物の混在は、健全な経済の漸進的な進展の結果によるものだ。

・ジェインはパブリック、すなわち市井の人々の怒りに共感していた。彼女が言ったことは特に新しいことではなく、市民が言っていたことを代弁したのである。

・好ましい変化は、多くの人々による小さな変化、多くの異なる人々が異なることをすることによって起こされる。モーゼス流の都市再開発は、すべてを押し流してしまう。

・都市計画は、市民を強制的にプランナーに従わせるのではなく、市民に選択肢を提供するのであれば、街を豊かにできる。

・偶発的に生まれたコミュニティはスラムとは限らない。それらはしばしば生産的であり、リサイクル産業は健全な経済を育てることもある。彼らが最も必要としているのは、水、電気、下水道などのインフラである。彼らは、住宅は自力で作ることができる。

・プランニングが市民の意思を反映すれば、漸進的な変化はうまくいく。本当のエキスパートは市民であり、都市計画の学位を持っていることではない。本当のエキスパートは自分たちの地域を理解している。地域を理解している人こそがエキスパートである。

・ジェインにとって経済的にもっとも重要なことは、革新的なアイディアを実現することである。発明はしばしば偶然の結果である。

・行政による役割として、教育やインフラ整備は重要である。ジェインは、よい公共事業と悪い公共事業を識別した。よい公共事業の背景には市民の意思が必要だが、大半の自治体は市民意思を伴わない公共事業、ジェントリフィケーションを行って満足している。

・グローバル経済に対する対処法は全く分からない。ニューヨークを本当に再活性化させているのは、次から次にやってくる移民である。彼らの力は大きい。ローワーイーストサイドはそのおかげで活性化した。

終了後の懇親会
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