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パブリックライフ学入門刊行記念トーク ソトノバtable#7  [まちづくりイベント]

7/22(金)、ヤン・ゲール&ビアギッテ・スヴァア著How to study public lifeを翻訳した「パブリックライフ学入門(鹿島出版会)」の刊行記念トークに、翻訳者のひとりとして参加しました。主催はソトノバ・プレイス、会場は旧印刷工場をリノベーションしたImpact Hub Tokyoです。

イントロダクションに続き、私が本の紹介と「パブリックライフとアーバンデザイン」、つづいて翻訳者の一人、高松さんが「パブリックライフへの分析的アプローチ」についてプレゼン、その後、鹿島出版会編集者の川尻さん、ソトノバの泉山さんによるトークセッションとなりました。

トークの主な内容は次のようでした。

・パブリックという言葉は訳し方が難しい。屋内にもパブリックスペースはあり、その境界は一線ではなく幅がある。

・パブリックライフの測りかたはさまざまあるが、その場での観察は全ての基本。

・得られたデータのまとめかた、見せ方は様々あるが、目的や誰に見せるかに応じて工夫が必要。また、委託者と受託者のコミュニケーションが必要。

・ショッピングセンターなど商業施設では、集客や売り上げ向上のため人の流れを解析しているはずだが、そのことについて「まち」側との交流はないのか。

・アーバンデザインについては、鳥瞰的な計画からアイレベルまでの一貫性を保つことが望ましい、カタチのデザインは劇場で言えば舞台ができた段階で、大道具小道具はこれから、役者もまだいない状態。それらも考慮したデザインとすることが望ましい。

・立場によってアーバンプレイスやライフへの係わり方が異なるが、パブリックスペースではできるだけ多様性を保持することが望ましい。

ソトノバによるレポートのウェブサイトはこちら。
http://sotonoba.place/sotonobatable7_publiclifereport

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(photo by sotonoba)

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(photo by sotonoba)

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(photo by sotonoba)

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(photo by sotonoba)

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