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戸塚駅周辺地区公共空間のデザイン [アーバンデザイン]

昨年春まで約4年間にわたり、横浜市戸塚駅周辺区画整理地区の街路、広場、公園など公共施設の基本デザインの一部を担当しました。区画整理地区の地権者を中心に、周辺の商業者なども加わった住民と行政が参加する検討部会を重ねて検討しました。

公共空間及び建物整備についての全体的なテーマとして「旧東海道戸塚宿」があり、そのテーマに沿って街路や広場、構造物などの仕上げ、植樹植栽、座る場所などについて検討し計画案を作成しました。このほどそれらが竣工しました。

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東海道線を渡る「大踏切デッキ」から国道1号に降りる「鉄砲階段」。下から見ると、旧東海道を進み戸塚宿を通って箱根に至り富士山を展望するというシーンを、階段の蹴上げ部分のタイルで表現という意図ですが。。

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かつては開かずの踏切があった道路が踏み切り閉鎖によって交通量が大幅に減少。道路全体を一体的に用いたイベントなども行うことを想定した道路空間。

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大踏切があった場所(道路)を広場的に使えるようにし、土地の記憶を記録した掲示板が設置された。

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踏み切りの下を通るアンダーパス道路の上部に蓋をかけ、そこを広場として利用できるようにした「ふたかけ広場」。入口の階段はバリアフリーに反するようですが、放置自転車防止の対策です。近くにある幼稚園の子どもたちが遊んでくれることを期待。

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鉄砲階段の欄干に設置された銘板。神奈川県内の旧東海道宿場町の名称と浮世絵が掲示されている。

地域の人々に大いに使われる空間になることを期待し、楽しみにしています。





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