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習志野渡邉邸

約3年半ぶりに、習志野市の建築家渡邉義孝さんの自邸に伺った。
木の家だいすきの会の見学会をさせていただいたが、渡邉さんが現在設計中の施主の方々がたくさん見えており、賑やかな午後となった。

20110115渡邉邸2.jpg
吹き抜けのあるリビング。
上方に見えるキャットウォークは、屋根を支える2本の梁の間に掛けられたもの。その下がご家族が集う円テーブルで信州高遠の家具職人作。照明器具は自在に高さ調節が可能。
床はブナで、腰壁とともに、落ち着きのあるダークなリボス仕上げ。
手前の丸太梁はリフォーム時の化粧だが、奥の2本はこの家を当初から支え続けてきたもの。

渡邉邸は、これまで4回のかなり大規模なリフォームを経て現在に至っている。
渡邉さんはもとより、同居されているご両親も参加し、塗装や漆喰塗などはほぼ100%セルフビルドで出来上がった。

渡邉義孝さんとは仕事でいろいろおつきあいしているのでよくわかっていたが、ご両親も、手作りで丁寧な仕事をとても大切にされる方であることが、今回よくわかった。
お父様は、壁、天井とも無垢の木仕上げの書斎をお持ちで、快適そうに、背筋をピンと伸ばして仕事をしておられた。
お母様は、カウンセリング関係の仕事をされており、リビングに隣接したところに、落ち着いた快適なワークスペースがある。今回も、御手製の干柿やキンカンの甘煮(絶品)で、私たちをもてなしてくださった。

20110115渡邉邸3.jpg
実用的であり、かつ美しいワークスペース
渡邉邸では家具は全て造作であり、それぞれのスペースを効率よく活かしている。

外壁は焼杉仕上げ。窓の配置は、中からだけではなく外観にも配慮して位置やサイズを決定。
渡邉さんのご説明を受ける。
20110115渡邉邸1.jpg
上部に見える片流れ屋根はリフォーム時の増築。そこに付けられた五連窓はほぼ常時開放で、煙突効果によって室内に新鮮空気の循環を作っている。

渡邉さんご一家のお人柄、仕事ぶり、そして義孝さんの設計思想が良く調和した、オンリーワンの住まいである。

渡邉さんの設計事務所「風組・渡邉設計室」のホームページは
http://homepage3.nifty.com/w_yoshi/kazegumi/index.html

なお渡邉邸については、本ブログの下記に紹介しているので、そちらもご覧下さい。
http://woody-natural-life.blog.so-net.ne.jp/archive/20070626






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